◆輝いている姿、見たからこそ・・・

 「寂しい」「ありがとうと言ってあげたい」。歌手の安室奈美恵さん(40)が自身の公式サイトで来年9月の引退を報告した20日、沖縄県内では驚きと落胆の声が広がった。一方で、沖縄を代表する「歌姫」の長年の活躍をねぎらう言葉も聞かれた。

2000年7月、沖縄サミットで世界の首脳を前にイメージソング「NEVER END」を歌う安室奈美恵さん=那覇市・ホテル日航那覇グランドキャッスル

空手演武の休憩中に昼食を楽しむ沖縄小林流妙武館総本部道場時代の安室奈美恵さん(写真奥)=1992年、松田広和さん提供

デビュー後、初の沖縄ライブを行った17歳当時の安室奈美恵withスーパーモンキーズ=1994年9月、沖縄市のライブカフェKOZA

ライブで歌う安室奈美恵さん(左)=1994年9月17日、沖縄市・ライブカフェKOZA

1995年12月、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで歌う安室奈美恵さん(中央)

デビュー25周年記念ライブで歌う安室奈美恵さん。赤と黒が基調の衣装で「Mint」などロック調の歌を披露した=17日、宜野湾海浜公園特設会場

デビュー25周年記念ライブで、27曲を歌い上げた安室奈美恵さん=17日、宜野湾海浜公園特設会場

2000年7月、沖縄サミットで世界の首脳を前にイメージソング「NEVER END」を歌う安室奈美恵さん=那覇市・ホテル日航那覇グランドキャッスル 空手演武の休憩中に昼食を楽しむ沖縄小林流妙武館総本部道場時代の安室奈美恵さん(写真奥)=1992年、松田広和さん提供 デビュー後、初の沖縄ライブを行った17歳当時の安室奈美恵withスーパーモンキーズ=1994年9月、沖縄市のライブカフェKOZA ライブで歌う安室奈美恵さん(左)=1994年9月17日、沖縄市・ライブカフェKOZA 1995年12月、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで歌う安室奈美恵さん(中央) デビュー25周年記念ライブで歌う安室奈美恵さん。赤と黒が基調の衣装で「Mint」などロック調の歌を披露した=17日、宜野湾海浜公園特設会場 デビュー25周年記念ライブで、27曲を歌い上げた安室奈美恵さん=17日、宜野湾海浜公園特設会場

 安室さんは25年前のデビュー日である9月16日と翌17日、宜野湾市でライブを開いたばかり。両日で5万2千人のファンが集った。長年のファンという看護師の大城綾乃さん(39)=名護市=は「デビュー当時と変わらない姿と歌声に、元気をもらった。安室さんとは同じ年。子育てと仕事を両立する姿と生き方に共感してきた。デビュー30周年のライブも沖縄でやってほしいと思っていたのに」と残念がった。

 ファンクラブからのメールで引退を知った外間麻希子さん(29)=那覇市=は「仕事終わりに買い物をしていたら受信して、ショックすぎて買い物どころじゃなくなった」と話し、目に涙を浮かべた。「ライブも両日鑑賞した。輝いている姿を見たから余計につらい」

 帰宅途中に引退のニュースを知り、「えっ」と驚いた金城仁さん(35)=那覇市=は「沖縄に戻ってきて休養して、ファッションデザイナーとか、新しい分野で活躍してほしい」と期待した。

 安室さんのライブスタッフを務めた会社員の稲住光祐さん(29)=那覇市=は、スタッフの内輪話で「沖縄でのステージは今回が最後」と耳にしていたが、「まさかこれほど急な話だったとは」と言葉を失った。2000年の沖縄サミットで世界各国の首相を前にひるみもせず歌った姿が「今も忘れられない」と振り返り、「国内外に沖縄のアイデンティティーを発信してくれた。感謝でいっぱい」と語った。

 那覇市の女性会社員(30)も「沖縄を『良いな』と思ってくれるようにしてくれた存在。ライブでは珍しくよくしゃべっていたが、まさか引退するとは思っていなかった。寂しくなる」と話した。