琉球王国が冊封使や在番奉行をもてなした迎賓館「御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)」について考えるシンポ「知られざる琉球文化の殿堂『御茶屋御殿』を語る!」(主催・御茶屋御殿復元期成会)が23日、那覇市の県立博物館・美術館であり、約300人の来場者が御殿の歴史的な重要性について理解を深めた。

シンポ「知られざる琉球文化の殿堂『御茶屋御殿』を語る!」の発表に耳を傾ける来場者=23日、那覇市・県立博物館・美術館講堂

 御茶屋御殿は1677年、那覇市首里に建てられ、外国使節を歓待した琉球の外交施設。庶民にも広く芸能を公開する文化の殿堂だったが、沖縄戦で焼失した。

 シンポを主催者した御茶屋御殿復元期成会は、御殿の歴史的、文化的価値の再認識や文化財指定と早期復元、教育的、経済的活用などを関係機関に働き掛けている。

 基調講演では沖縄国際大の田名真之教授(琉球史)が、御殿で薩摩の在番奉行や中国の冊封使をもてなした際の概要を説明。「日常的に諸芸が披露された場所。同じ宴でも首里城と違い、至近距離でくだけた接待がなされた」と説明した。