沖縄県出身の女性アイドルグループ「スーパーモンキーズ」の元メンバーで、振付師の牧野アンナさん(45)が、初めて会ったころの安室奈美恵さんは小学4年生。引っ込み思案で地味な印象だったが、ステージに立つとパッと輝いた。「子どものころからストイックで、歌やダンスに妥協がなかった。本人の中で完璧なパフォーマンスができなくなったと感じて引退を決断したのなら、本当に奈美恵らしい」

女性アイドルグループ「スーパーモンキーズ」の元メンバーで、振付師の牧野アンナさん(2015年11月撮影)

空手演武の休憩中に昼食を楽しむ沖縄小林流妙武館総本部道場時代の安室奈美恵さん(写真奥)=1992年、松田広和さん提供

女性アイドルグループ「スーパーモンキーズ」の元メンバーで、振付師の牧野アンナさん(2015年11月撮影) 空手演武の休憩中に昼食を楽しむ沖縄小林流妙武館総本部道場時代の安室奈美恵さん(写真奥)=1992年、松田広和さん提供

 大ブレークしていた安室さんが、ふと「明日、どうなっているか分からなくて不安」と漏らしたことがあったという。「頂点を極めた奈美恵だからこそ、たくさんのことを抱え、犠牲にしてきた」と思う。私生活でも多くの苦難があった四半世紀をねぎらい「ひたすら走ってきた奈美恵だから、これからはちょっと楽に。とにかく幸せになってほしい」とエールを送った。

 中学時代、那覇市の沖縄小林流妙武館総本部(松田芳正館長)で空手を習っていたこともある安室さん。松田館長の長男、広和さん(47)は「おとなしく、芸能界でやっていけるかと思ったが、練習は一生懸命で黒帯も取得した」と努力ぶりを評価。「道場で一緒にやったメンバーが大スターになったと思うとうれしい。引退するのは残念だが、次の道でも活躍してほしい」と期待した。