太平洋戦争時、日本の統治領だった旧南洋群島(北マリアナ諸島)で犠牲になった県出身者を慰霊する「第46回南洋群島・慰霊と交流の旅」の参加者が24日、那覇空港を出発した。25日、サイパン島の「おきなわの塔」で全南洋群島沖縄県人戦没者慰霊祭を開く。26日にはテニアン島でも慰霊祭を予定している。

南洋群島慰霊祭の結団式で、あいさつする平良善一団長=24日、那覇空港

 遺族ら関係者約90人が参加する今回は、県三役としては10年ぶりに浦崎唯昭副知事が出席。県議会の喜納昌春議長も同行する。

 団長を務める南洋群島帰還者会の平良善一会長(84)は、那覇空港であった出発式で、「71年前の激戦で亡くなったみ霊も、きっと沖縄からの参加者を待っている。泡盛やサーターアンダギーを持って現地で慰めたい」とあいさつした。

 浦崎副知事は「もう一つの沖縄戦といわれる悲しい歴史があった。戦後70年の節目の年の慰霊に当たり、恒久平和を希求する思いを強くしている」と語った。