沖縄県石垣市のゴルフ場開発を巡り、市有地提供を中山義隆市長に強要したとして21日、いずれも市議の今村重治容疑者(64)と伊良皆高信容疑者(57)が会社代表ら2人と一緒に職務強要の容疑で逮捕された。

ゴルフ場の建設計画がある予定地は、市有地と民有地が混在している=20日、石垣市伊原間

 一般社団法人石垣島ハイビスカスゴルフカントリーは2015年5月、地元主体でゴルフ場を開設する目的で設立され、今村容疑者が代表理事、伊良皆容疑者ともう一人の容疑者が理事として登記されている。

 同法人が開設予定地とする伊原間牧場の土地は民有地約70ヘクタール、市有地約76ヘクタールが混在する。一部民有地の地権者は、代表が逮捕された「やえやまファーム」で、土地の利用について承諾。一方、市有地の一部は09年に公有財産利用計画が策定された場所で、経済的利用や自然環境を保全する区域だとして、石垣市側は難色を示していた。

 同法人は市側に対し、事業構想書や市の協力を求める要望書を提出するなどしたが合意には至らず、計画は停滞。今回の事件は、そのような状況下で今村容疑者ら4人が共謀し、市長を脅迫して市有地の処分を迫ったとみられている。