沖縄県が21日に発表した8月の入域観光客数は、前年同月比8・2%増の100万2500人で、単月としては初めて100万人台を記録した。お盆の旅行需要が好調だったことや台風の影響がほとんどなかったことが要因。59カ月連続で前年同月を上回った。

帰省客や観光客らでにぎわう空港の到着ロビー=9月1日午後、那覇空港(下地広也撮影)

帰省客や観光客らでにぎわう空港の到着ロビー=9月1日午後、那覇空港(下地広也撮影)

 県は、2017年度の入域観光客数について、前年度比8・3%増の950万人を目標にしている。4~8月の5カ月間の累計は420万9千人で、前年同期比10・0%増。このペースで行けば目標を達成できるとみている。21年度の目標は1200万人。

 4~8月、那覇との直行便が就航したタイからは前年同期の3・5倍に当たる1万1千人が訪れ、台湾、中国、韓国、香港、米国に次ぐ市場になった。11月には、世界約80カ国380都市との間に航空路線を持つシンガポールが那覇と結ばれることから、観光客の国籍が多様化すると見込んでいる。

 8月の入域観光客の内訳は、国内客が全体の72・5%を占め、前年同月比3万1900人(4・6%)増の72万6800人。お盆期間の航空機の増便に伴い、単月で初めて70万人を超えた。

 外国人客は前年同月比4万3700人(18・8%)増の27万5700人。クルーズ船の寄港回数が前年同月比3回増の39回だったことや、香港-石垣路線の増便、韓国の光復節(8月15日)を絡めた連休で旅行需要が増えたことなどがプラス要因となった。

 9月は、国内客は堅調、外国人客は好調の見通し。クルーズ船の寄港は前年同月比1回増の25回を予定している。