【名護】エジプトの政府機関職員11人が22日、名護市山田集落センターで毎週開かれる「やんばる朝市」を視察した。農家が野菜を直接、ホテルやレストランの料理人に販売する取り組みを、自国での農家所得向上に生かす狙い。国際協力機構(JICA)による技術協力の一環。

農家と料理人に朝市の取り組みを学んだエジプト政府職員=名護市・山田集落センター

 意見交換会では、農家側の「やんばる朝市かあちゃんの会」(金城美代子代表)が「イモの茎や葉っぱも料理の飾り付けに使えると教えてもらった」「農家同士の交流にもなる」とメリットを報告した。

 料理人らでつくる「やんばる料理研究会」(川上明登会長)は「生産者の顔が見え、安心な物が手に入る」と説明。エジプト農業土地開拓省のモハメッド・アブダラさん(58)は「農家の耕地面積はどのくらいか」「野菜を見てから料理を決めるのか」と熱心に質問した。

 同僚のハムディ・サレムさん(58)は「有機栽培など、農家が情報や経験を蓄積して、自ら決定していくところがすごい」と感想を話した。