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  • 沖縄県内の主要39社のうち12社が「来年度の採用増やす」
  • 観光業を中心に雇用が回復し、学生に有利な環境になっている
  • 採用にはコミュニケーション能力を重視する企業が最も多かった

 沖縄タイムスは25日、県内主要企業39社の2016年度入社の新卒採用計画をまとめた。15年度実績と比べ、3割に当たる12社が「増やす」と回答し、観光産業を中心に雇用環境が改善している傾向がうかがえた。経団連による採用ルールの変更で、選考を8月以降に繰り下げる企業も多く、調査時点では「未定」「若干名」との回答も14社(36%)に上った。「減らす」も6社(15%)あったが、複数の企業が「前年度に採用人数を増やしたため、実際には例年並み」と説明している。専門家は「学生に有利な雇用環境に移行しつつある」と指摘する。

2016年度の新卒採用見通し

沖縄県内主要企業の採用計画

2016年度の新卒採用見通し 沖縄県内主要企業の採用計画

 アンケートは売り上げ高ランキング上位企業や学生への人気が高い企業などを組み合わせ、沖縄タイムスが独自に抽出。3月末~4月上旬にかけて62社の採用担当者にアンケート用紙を送付し、16年度の採用計画や15年度の実績などを尋ね、約6割に当たる39社から有効な回答を得た。

 回答で「前年度並み」は6社、「採用予定なし」は1社だった。

 「優秀な人材を確保するための取り組み(複数回答可)」としては、「就職説明会への参加」が15社で最も多く、次いで「企業訪問・インターンシップ(就業体験)の受け入れ」(6社)だった。「新社会人に求める資質」(複数回答可)としては、「コミュニケーション能力」が15社で最多だった。(伊禮由紀子)