不動産売買のCUBE(那覇市、城間夕作社長)が沖縄県内初の「猫付き賃貸」を展開、5月から入居者を募集している。賃貸物件は浦添市内のアパートで、NPO法人動物たちを守る会ケルビム(宜野湾市)が保護する猫を、入居者が選んで預かる仕組み。ペットを飼う初心者でも安心して生活できるよう猫の診察や一時預かりなどを退去時までケルビムが無料で支援、動物保護を推進する側面もある。

猫付き賃貸の入居者を募集しているCUBEの作田憲太郎さん(右)と金城勇斗さん=25日、沖縄タイムス社

 物件は浦添市西原1丁目で、今月末の完成を予定している新築アパート。3階建ての全9室で、間取りは全て1K。家賃4万3千円、共益費2千円、一部で駐車場1台無料となっている。

 ケルビムは殺処分される動物を保護する団体。約100匹の中から入居者が好みの猫を選び、室内で預かる「預かりボランティア」型。ワクチン接種や不妊手術などは、入居前にケルビムの動物病院で施す。

 入居後の診察・治療や長期留守時の一時預かりもケルビムが無料対応。退居時に、猫をケルビムへ返すこともできる。

 室内は、猫の爪でも傷が付きにくい素材を壁紙の上から貼り付け、ペットの引っかきでも破れない網戸を取り付ける。

 県外でも東京を中心に「猫付きマンション」が話題になっているが、県内での猫付き賃貸住宅の展開は初めて。CUBEは、今後も新築物件を中心に猫付き賃貸を増やす考え。

 25日、沖縄タイムス社を訪れた同社の作田憲太郎さんは「サポートの充実で、ペット初心者でも安心して飼うことができる」とPRした。問い合わせは同社、電話098(894)4141。