風を受けて大型生物のように動く作品で世界的な注目を集めるオランダのアーティスト、テオ・ヤンセンさんの個展が10月3日から沖縄県立博物館・美術館で開かれる。個展に先立ち、宜野湾市のカフェユニゾンで13日、「島唄」「風になりたい」など風にまつわる代表曲で知られる歌手宮沢和史さん、個展を企画した戌亥近江(いぬいちかえ)さんらがトークイベントを開き、作品の魅力を語った。

テオ・ヤンセン作品の魅力について語る宮沢和史さん(右)、戌亥近江さん(左)、進行役の三枝克之さん=13日、宜野湾市・カフェユニゾン

 プラスチック樹脂の配管や結束バンドで制作した「ストランドビースト」(浜の生き物)は風や水など自然の力を利用して動く。宮沢さんは「ミニマムに生活しなければならない今の世の中において、とても未来的に見える。地球の意志で動いているようだ」と感想を話した。

 テオさんの作品のとりこになり沖縄の個展開催を個人で企画した戌亥さんは「ビーストは、動くことを突き詰めたら生き物の形に近づいたと聞いた。風は見えないけど、(ビーストが動くことで)形になる」と魅力を語った。

 第2部では、戌亥さんが沖縄に移住したきっかけは、宮沢さん作詞作曲の代表曲「島唄」だったエピソードを紹介。ビーストの原動力「風」について話し合い、最後は宮沢さんが「風になりたい」の歌詞を朗読した。

 友人3人で来た又吉祐衣さん(28)=浦添市=は「テオさんが何を考えているかを知りたくなった。個展にも必ず行きたい」と話した。

 カフェユニゾンでは10月2日まで「めんそーれ、テオ・ヤンセン展―ストランド・ビーストと沖縄の風」と題したプレ展示を行っている。午前11時半~翌午前1時。火曜定休。問い合わせはカフェユニゾン、電話098(896)1060。