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  • 真和志高校の野球部員8人が高校総体の重量挙げと相撲に出場する
  • 運動部の部活の盛り上げに野球部の監督が賛同、参加を快諾
  • 「自己ベスト更新狙う」「全力を出したい」と部員も奮闘を誓う

 29日開会の沖縄県高校総体で「総合成績25位以内」を目標に掲げる真和志が、斬新な取り組みをスタートさせた。獲得点数アップを目指し、野球部員8人が重量挙げと相撲に出場する。主導する同校体育主任の與那原祥教諭は「参加種目を増やして得点を獲得することがランクアップの第一歩。部活を通じて学校全体を盛り上げたい」と意気込んでいる。(花城克俊)

相撲の稽古で四股を踏む真和志高野球部員=浦添市民相撲場

重量挙げの練習に励む真和志高野球部員=真和志高校

県高校総体の重量挙げと相撲に挑む真和志高野球部員=同校

相撲の稽古で四股を踏む真和志高野球部員=浦添市民相撲場 重量挙げの練習に励む真和志高野球部員=真和志高校 県高校総体の重量挙げと相撲に挑む真和志高野球部員=同校

 「文化系の部活は盛んだが、運動部の活動がいまいち盛り上がらない」と感じていた與那原教諭。当初は、部活に所属しない生徒へ参加を促すつもりだった。だが呼び掛けに賛同したのが、今年4月に赴任した野球部の津留直樹監督だった。「野球のトレーニングにもなるし、野球部の活動を学校の内外に知ってもらういい機会」と部員の参加を快諾した。

 今回出場する重量挙げと相撲には、それぞれ4人ずつが出場。重量挙げは、水球が専門の與那原教諭が指導する。昨年、重量挙げで県民体育大会に出場した。「肘の伸ばしなど基本を教えているだけ」と謙遜しながらも、選手と近い目線でアドバイスを送る。

 指導に耳を傾けながらバーベルを握る名嘉真良一(2年)は「見た目以上にハードで、アップだけで汗だくになる」と話す。野球部エースの前原信王(のぶお・2年)は「大会では力を出し切って自己ベスト更新を狙う」と気持ちを高める。

 相撲は同じ体育科の喜久川義弘教諭が選手らを出稽古に連れ出す。教えを請うは喜久川教諭の前任校・首里東高相撲部の和宇慶忠勝監督。本格的な指導を受け、選手たちも徐々にすり足や四股などの基本を身に付けてきた。和宇慶監督は「勇気を持って相撲に挑戦してきた選手たちの心意気をたたえたい。教えられる事はどんどん伝えていきたい」と歓迎している。

 入念にすり足の動作を繰り返した大嶺緯(つかね・1年)は「1年前、野球部に入った時は、相撲をやるなんて想像していなかった。本番では恥をかかないよう全力を出したい」と力を込める。

 球児がバットを持つ手でバーベルを握り、ユニフォームを脱いでまわしを巻いて土俵に上がる。学校の期待を背負った選手たちの奮闘に期待したい。