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  • 糸満市の公立学校の冷房設置率が低く、熱中症疑いの生徒が140人も
  • 設置率は小学校29.1%、中学校1.2%と県内平均を大きく下回る
  • 市教委は「改善に努めたい」とするが、具体的見通しは立ってない

 沖縄県糸満市立学校で普通教室のクーラー設置率が10小学校29・1%、6中学1・2%で、県内小中平均79・6%を大幅に割り込んでいることが22日までに分かった。9月の最高室温が35度を超えた例もある。4~8月には児童・生徒140人が熱中症の疑いで保健室を利用した。

クーラーのイメージ

 市の1~14日の普通教室調査で光洋小は平均32・92度、最高34・7度を記録。三和中は平均31・38度、最高35・1度だった。市は昨年度、小学1年の19教室にクーラーを設置した。

 市教育委員会総務課は「整備計画を立てて改善に努めたい」と話す。予算規模は今後詰めるため、具体的に整備率がどの程度上がるかは見通せていない。熱中症の疑い人数との因果関係は「運動会の練習など屋外での活動も含まれるので明確ではない」と述べた。

 市内では西崎小(完成1982年)、西崎中(同86年)が航空経路に当たるとして国補助の全館クーラー設計で建築。ただ、経費がかさむとして稼働例がなかったり、単年度にとどまったりしたという。