沖縄タイムス北部報道部長の阿部岳記者(43)=写真=が執筆した「ルポ沖縄 国家の暴力」(朝日新聞出版)の出版を記念した講演会が23日、那覇市のジュンク堂書店那覇店であった。約50人が訪れ、熱心に耳を傾けた。

東村高江のヘリパッドや名護市辺野古の新基地建設の取材について話す阿部岳記者=日、那覇市・ジュンク堂書店那覇店

 阿部記者は写真を示しながら、東村高江のヘリパッドと名護市辺野古の新基地建設について「民主主義が否定されている」と共通点を説明。

 本土の無関心に対し、「きょうの沖縄はあすの本土」と訴え「デマを寄せ付ける余地がない事実を本土に投げ続ける」と力強く語った。

 また沖縄の文化の豊かさも紹介。辺野古のゲート前で、右翼団体の罵倒に対し、市民が三線とカチャーシーで対抗する写真を見せると、大きな笑いと拍手が湧き起こった。

 前列で聞いていた上里叶子さん(25)=那覇市=は「高江や辺野古を学ぶことができた。本を買って読もうと思う」と話した。