那覇市松尾2丁目の工事現場で見つかった米国製50キロ爆弾1発の不発弾処理が23日午前、現場であり、無事に終了した。国際通りの一部を含む半径166メートルの区域は午前10時20分から、処理が完了した11時14分まで約1時間立ち入りが規制された。住民や観光客は避難し、ホテルや土産店などは一時休業。規制中に避難区域内に観光客がいるのが見つかり、作業が中断する場面もあった。那覇市によると、国際通りの規制を伴う不発弾処理は2004年9月以来、13年ぶり。

不発弾処理で通行止めとなり、人通りが途絶えた国際通り=23日午前10時半、那覇市久茂地(喜屋武綾菜撮影)

不発弾処理で通行止めとなり、人通りが途絶えた国際通り=23日午前10時半、那覇市久茂地(喜屋武綾菜撮影)

 避難対象となったのは約千世帯2500人の住民のほか、ホテルや飲食店など約350事業所の従業員、観光客ら。市は英語や中国語などでも避難を呼び掛け、多言語対応できる職員も配置して避難誘導した。

 避難区域では9時すぎから市や消防の職員らが避難を呼び掛け、10時20分に立ち入り規制を開始。しかし、不発弾処理を知らない市民や観光客の往来が続き、処理作業は予定より11分遅れの10時41分に始まった。

 作業中も避難区域内で観光客らがいたため、安全確保のため10分ほど作業が中断した。不発弾の信管を外す作業がスムーズに終わり、予定より16分早い11時14分に処理を完了し、立ち入り規制を解除した。

 対策本部長を務めた城間幹子那覇市長は終了後、「本当にほっとした」と安堵(あんど)の表情。「人影が見つかるたびに作業が止まる。爆発するはずないと思っている人もいるが、万が一ということもある。市民や観光客の理解、協力が不可欠だ」と話した。