安倍晋三首相が25日の会見で衆院解散の意向を表明し、10月中の衆院選が確定した。沖縄選挙区では1~4区で現職の9氏が立候補する予定。各選挙区で、前回同様に名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力などの国政野党と、国政与党の自民が対立する構図となる。各選挙区の候補者の顔ぶれや前回以降の政治状況などを追った。

照屋寛徳氏(右)と宮崎政久氏

 沖縄2区は沖縄の最大の課題である米軍普天間飛行場の返還問題を抱える宜野湾市など、基地所在市町村が選挙区となる。基地負担への反発の受け皿となる革新系候補の「牙城」とも言え、前回2014年は照屋寛徳氏(72)=社民=が制し、次期衆院選で再選を目指す。

 宮崎政久氏(52)=自民=は過去2回の衆院選で照屋氏に敗れ、いずれも九州比例で復活した。8月に宜野湾市内で支持者を集めたパーティーでは、悲願の選挙区当選に向け常在戦場の心構えを強調していた。

 照屋氏は03年から5期連続で当選しており、次期衆院選でも名護市辺野古の新基地建設反対などを訴え、従来の基盤を手堅くまとめる動きとなりそうだ。一方で、前回衆院選後、2区内の大票田である宜野湾と浦添の両市長選は自民が推した候補が勝利した。宮崎氏は基地以外の経済政策などを打ち出し、市長選の結果を自らの支持につなげられるかが問われる。