安倍晋三首相が25日の会見で衆院解散の意向を表明し、10月中の衆院選が確定した。沖縄選挙区では1~4区で現職の9氏が立候補する予定。各選挙区で、前回同様に名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力などの国政野党と、国政与党の自民が対立する構図となる。各選挙区の候補者の顔ぶれや前回以降の政治状況などを追った。

玉城デニー氏(右)と比嘉奈津美氏

 沖縄3区は米軍普天間飛行場返還を巡り、政府が新基地建設を進める名護市などの市町村が決戦の舞台となる。辺野古反対を掲げて前回当選した玉城デニー氏(57)=自由=と、九州比例で復活した比嘉奈津美氏(58)=自民=が再び候補者として顔をそろえる。

 名護市は来年2月に市長選を控え、辺野古反対の現職と野党市議が立候補を表明。衆院選は名護市長選に大きく影響するとみられ、政府・与党が注目する重要選挙区となりそうだ。

 新基地問題に揺れる地元として、辺野古が争点の中心となるのは必至。玉城氏は「反対」を訴え、比嘉氏は自民県連が方針として「容認」をあらためて明示してから初の選挙となる。

 2016年12月に東村高江へのヘリパッド建設を条件に部分返還された北部訓練場でのオスプレイなどの運用改善、北部地域の世界自然遺産登録に向けた取り組み、選挙区内の医療体制の充実なども争点となりそうだ。

 幸福実現党からは金城竜郎氏(53)が立候補を表明した。