安倍晋三首相が25日の会見で衆院解散の意向を表明し、10月中の衆院選が確定した。沖縄選挙区では1~4区で現職の9氏が立候補する予定。各選挙区で、前回同様に名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力などの国政野党と、国政与党の自民が対立する構図となる。各選挙区の候補者の顔ぶれや前回以降の政治状況などを追った。

仲里利信氏(右)と西銘恒三郎氏

 沖縄4区は前回、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力が推した仲里利信氏(80)=無所属=が初当選した。今回は勇退も検討したが、翁長雄志知事の意向もあり、立候補を決めた。22日の後援会役員会で伝え、再選に向け気勢を上げた。

 前回、自身の元後援会長だった仲里氏に苦杯を喫し比例で復活した西銘恒三郎氏(63)=自民=は、選挙区での雪辱を期す。23日に南部地域の首長や県議らとの会合で、強力な支援を求めた。1月の宮古島市長選で自民が推した現職の3選は一定の弾みとなりそうだ。

 自民県議、県議会議長の経験もある仲里氏は前回、保守票を切り崩し、知事選の余勢もあって、辺野古反対の民意をまとめて勝利。一方、翁長県政が「辺野古阻止」の有効策を打ち出せない中での今回は、辺野古問題が投票にどの程度影響するのかが注目される。

 先島への自衛隊配備や尖閣問題への対応、TPPなど農業政策も問われそうだ。

 幸福実現党から富川泰全氏(38)も立候補を予定している。