高校のグラウンドや体育館から聞こえるかけ声が大きくなり、熱が入っているように思える。県高校総体の開会式が29日、沖縄市の県総合運動公園で開かれ、熱戦が始まる

 ▼全国を目指してしのぎを削る選手、自分たちで立ち上げたチームでようやく大会出場にたどりついた生徒たち。思いはそれぞれだが、スポーツをする高校生にとっては大きな舞台を迎える

 ▼上位に進めば、部活をしていない生徒たちも駆けつけて声援を送ることも多い。球技などでは野球部員らがリーダーになって応援を盛り上げるのも、総体ではおなじみの光景だ

 ▼今回、真和志高校の野球部は外から応援するだけでなく、相撲と重量挙げに出場し学校を盛り上げようとしている(26日付本紙)。同僚教諭の出場呼び掛けに津留直樹野球部監督が応じ、実現する

 ▼「野球だけでなく、いろいろな経験をさせたかった」と津留さん。多くの人とかかわることで「長い目でみるとプラスになるのでは」とみている。二刀流選手が努力する姿に「自分も頑張ろう」と思う生徒もいるようで、面白い

 ▼目標に向かって重ねた準備は貴重な経験になるはずだ。どの生徒も、持てる力を出し切ってほしい。多くの熱闘が各地で展開されるだろう。会場に直接足を運んで、高校生のエネルギーを分けてもらおうと思う。(安里真己)