沖縄防衛局は28日、名護市辺野古の新基地建設で、沖縄県が防衛局に指示した作業停止が「法的根拠を欠き違法」として、取り消すよう求める林芳正農水相宛ての反論書を農林水産省に提出した。反論書は、県が農水相に提出した弁明書に対し防衛局の見解を示したもので、農水相は両者の意見を踏まえて県の指示を取り消すかどうか判断する。

 反論書は、ほかに(1)防衛局は審査請求を申し立てる資格がある(2)県の指示が「行政処分」に該当する(3)アンカー(大型ブロック)の大きさの基準は定められておらず、指示もなかった-と指摘した。

 県は3月23日、防衛局が海底に設置した大型コンクリートブロックが、許可した区域外でサンゴなど岩礁を壊している可能性が高いとして、許可区域内を含む作業の停止を指示。防衛局は指示は違法として、関係法令を所管する農水省に対し指示を取り消すよう審査請求を申し立てていた。

 農水省は県が4月に提出した弁明書に対し、防衛局に反論がある場合、意見を提出するよう今月28日を期限に求めていた。