【ホノルル27日=福元大輔】翁長雄志知事は27日(日本時間28日)、米ハワイ州に到着した。稲嶺進名護市長や石嶺傳實読谷村長、県議5人らと、ホノルル市内で同州選出のメイジー・ヒロノ上院議員、トゥルシー・ガバッド下院議員と相次いで会談した。両氏は各院で軍事委員会の委員を務め、一定の影響力がある。翁長氏は「名護市辺野古の新基地建設は地元の理解を得ておらず不可能で、強引に進めるのは非民主的だ」との趣旨を伝えた。

翁長雄志知事(右)と会談に臨むトゥルシー・ガバッド下院議員=27日、ホノルル市内

 一方、知事の訪米に同行する県議、経済人らのグループは同日、2人が死亡したMV22オスプレイの墜落現場となった米軍基地などを視察した。

 日米両政府が米軍普天間飛行場の返還に合意後、知事が米国内で辺野古新基地建設に、明確に反対を訴えるのは初めて。日本の国内問題ではなく「米国は当事者である」と強調した。

 ヒロノ氏は日米両政府間の問題と前置きした上で「ハワイにも基地はたくさんあるが、運用について米政府は地元住民の意見を聞くし、そうしなければならない。日本政府は沖縄の人たちともっと話し合うべきだ」と疑問を示した。

 翁長氏には「もっと力強く訴え、解決してほしい」と激励した。

 ガバッド氏は、日本の国土面積0・6%の沖縄に在日米軍専用施設の74%が集中する現状を知り「初めて聞く話ばかりで、沖縄の言うことを理解できる」と答えた。また「辺野古の計画が止まったときにどうするのか。次に会う機会があれば、もっと前に進めたい」と理解を示したという。