飲食店などで豚の生レバーや生肉の提供を6月中旬から禁止する厚生労働省の方針は、沖縄県内の取り扱い店舗にも影響を及ぼしている。那覇市久茂地の「豚ホルモン我那覇焼肉店」で提供できなくなるのは人気メニューの「レバー刺し」や「生ユッケ」など5品。稲嶺悠店長は「入荷したらすぐに品切れする人気メニューで残念だが、きっぱりやめて、焼いてから食べてもらいたい」と気持ちを切り替えていた。

提供できなくなるメニューを説明する豚ホルモン我那覇焼肉店の稲嶺悠店長=28日午後、那覇市久茂地

 同店は畜産などのグループ企業と連携した新鮮な生肉提供が売りの一つ。「ハツ刺し」「タン刺し」「ハツユッケ」を含む5品は、入荷があるときに表面をあぶって提供してきた。

 「豚の生レバーはもう食べられなくなるの?」-。行政からの正式な連絡はないが、厚労省が方針を決めた27日、店長の携帯電話には知人からの問い合わせが3件あり、その後ニュースで決定を知った。

 牛の生レバーが禁止された3年前には「最後に食べておきたい」という駆け込みの客が殺到したが、その後も客足が遠のくことはなかったという。稲嶺店長は「豚も提供できなくなり残念だが、決まったら仕方がない」と話した。