2017年(平成29年) 11月23日

沖縄タイムス+プラス ニュース

「勇気づけられる」「総合的にもコレ」・・・沖縄県産本大賞は、この1冊!

 沖縄県内の編集者や書店員など本のプロが選ぶ「沖縄県産本大賞2017」に、豊見城市に住む若年性認知症の当事者、大城勝史さん(42)が書いた「認知症の私は『記憶より記録』」(沖縄タイムス社)が25日までに決まった。40歳でアルツハイマー病と診断されるまでの苦悩や葛藤を吐露。支援者や勤務する自動車販売会社などの理解を得ながら働き続け、体験を講演会などで発信する日々をつづっている。

書店に並ぶ大城勝史さんの著書=那覇市・リウボウブックセンターリブロ

 インターネットで活動資金を調達するクラウドファンディングで協力者を募り、出版を実現。編集者などからは「同じ病で悩んでいる方が多い現代で、解決策・付き合い方を提示してくれたことで救われる方がとても多いと思う。同じ病気でなくとも勇気づけられる点が多く、とても良書」「売り上げ、本文、編集の総合でみると、今年はこれ」などの感想が寄せられた。

 特別賞(デザイン賞)は「芭蕉布物語」(榕樹書林)。優秀賞には「チムドンドンおきなわ」(絵本スタジオアコークロー)、「八重山諸島の稲作儀礼と民俗」(南山舎)、「沖縄の業界地図2017」(沖縄教販)、「沖縄のまじない」(ボーダーインク)など10冊が選ばれた。

 今回の賞は県内21の出版社などでつくる沖縄県産本ネットワークが、昨年9月から今年8月までの1年間に刊行された県産本の中から、特に優れていると評価した本を投票で決めた。

認知症の私は「記憶より記録」
大城勝史
沖縄タイムス社
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