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  • 衆院選の投開票が10月22日に決まり、運動会と重なった学校は悩む
  • 運動会を延期できない場合、投票所を公民館などに移すことを検討
  • イベントの延期ができず、職員の配置にやきもきする自治体もある

 衆院選の投開票が10月22日に決まったことを受け、同日に運動会を予定していた県内の学校では、体育館などが投票所に使用される理由から延期を検討するなどの影響が出ている。当初予定されていた自治体主催のイベントは延期もできず、運営と投開票業務で職員の配置などに頭を抱えている。

2016年の久米島マラソン(資料写真)

 投開票日は運動会シーズンの真っただ中。浦添市教育委員会によると、投開票日と重なっている小学校は5校。ある小学校長は「運動会は年間行事で日程が決まっている学校の一大イベント。もともと簡単には変更できない。保護者から問い合わせもある」と悩む。

 一方、市選管の担当者は「投票入場券の発送もあるため、今週中には投票所を確保できるよう学校側などに協力を呼び掛ける」と説明。延期できない場合、投票所を公民館などの公共施設に移すことを検討する。

 宜野湾市の中学校では、予定していた文化祭を前日に前倒しする予定だ。開票所となる市立体育館では、予定されていたイベントの日程を変更する予定。投開票所の確保で対応に追われた市選管の担当者は「おおむね確保できる見通しが立った。相手方の理解を得るのに、これまでてんてこ舞いだった」と苦笑いした。

 投開票日に実施されるイベントを主催する各自治体では、職員の配置にやきもきしている。

 久米島町の一大イベント「久米島マラソン」では、早朝からの運営の中心となる町職員が投開票業務と「二足のわらじ」を履くことになる。町商工観光課で大会事務局の担当職員は「県内外からランナーが訪れるため、延期はできない」と話す。

 最大の懸案は人繰りだ。「ボランティア募集に力を入れたり、例年はお願いしていない臨時職員、走る予定の町職員に声を掛けるなどで対応することになると思う」と語った。

 伊是名村でも同じ日にトライアスロン大会が開催される。村選管の担当者は「選挙のスタッフを確保できるか心配だ」と吐露。村民も、県内外から訪れる多くの選手の民泊や交流などに時間を割かれるため、期日前投票を呼び掛ける予定だ。「初めての経験で、どうなるか分からない。できる範囲でやるしかない」とつぶやいた。