【福田恵子通信員】北米沖縄県人会芸能部の2年に1度の公演「謡(うた)やびら踊(うどぅ)やびら」が5月17日、ロサンゼルス郊外トーランス市のジェームス・アームストロング劇場で開かれた。芸能部メンバーの家族や友人が詰め掛け、500席ある劇場は立ち見も出るほど盛況だった。

女の子の踊り手による「鳩間節」=ジェームス・アームストロング劇場

 司会を務めたノリコ・トクヤマ・チャンさんは「名護出身の私は、生後10カ月の時に故郷を離れてメキシコに両親と渡った。沖縄の芸能は、私を含め、今日会場に集まった多くの皆さんにとって故郷を象徴するものだと思う。沖縄の歌を聴いたり踊りを見たりすることで、故郷の風景を思い出して懐かしんでほしい」と語った。

 また、あいさつに立った県人会長の国吉信義さんは、1987年11月に沖縄県人会内に創設された芸能部の歴史を紹介。「沖縄の歌や踊りは世代を超えて愛されている。若い世代も沖縄の芸能を学びたいという目的で県人会に入会してくる。つまり、芸能部は、われわれの県人会を継続させていく上で大きな役割を果たしている」と芸能部の意義についてウチナーグチで述べた。

 3時間にわたる公演は、民謡、琉球舞踊、喜劇、勇壮な太鼓の演奏と実にバラエティー豊かに構成され、演目は17に及んだ。中でも本来は青年の演目である「鳩間節」が、宮城流能松会所属の幼い女の子たちによってかわいらしく演じられ、会場の拍手喝采を浴びていた。