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  • 「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会が奄美市で設立された
  • 防衛省の採取予定地の瀬戸内海、門司、奄美から計6団体が出席
  • 天草や五島も参加表明。署名を集め、土砂の搬出を阻止していく

 【鹿児島県奄美市で篠原知恵】名護市辺野古沿岸部の埋め立て用土砂の搬出阻止に向け、土砂採取が予定される西日本各地の市民団体や住民らは31日、奄美市内で設立総会を開き、「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会を立ち上げた。土砂採取予定地を中心に「土砂搬出反対」の署名を集め、6月末にも取りまとめる。土砂搬出の動きがないかなど、各地区間や沖縄間との情報共有も強化する。

名護市辺野古沿岸部を埋め立てる土砂の搬出阻止に向け、連携を確認する出席者ら=31日、鹿児島県奄美市のポートタワーホテル

 スローガンには「一粒たりとも故郷の土を戦争に使わせない」を掲げた。沖縄側からは、県外土砂の搬入規制条例策定を検討する与党県議5人も出席。搬出元と搬入先で連携し、辺野古に土砂を持ち込ませないことも確認した。

 共同代表に選出された環瀬戸内海会議の阿部悦子代表は「故郷から辺野古に土砂を運べば、私たちは加害者になる。(土砂搬出の動きがあれば)辺野古のように現地で座り込んででも止めたい」とあいさつした。

 防衛省が土砂採取を見込む県外7地区のうち、「瀬戸内海」(愛媛県など)「門司」(福岡県)「奄美大島」(鹿児島県)の3地区周辺から6団体が出席。

 一方、出席はしなかったが「天草」(熊本県)「五島」(長崎県)の2地区から、それぞれ1団体が協議会に参加を表明。「徳之島」(鹿児島県)でも同日、島内の採石地前で協議会の趣旨に賛同する集会が開かれた。協議会の共同代表で、自然と文化を守る奄美会議の大津幸夫代表は「採取予定地のほぼ全てを網羅できる枠組みだ」とした。

 沖縄から出席した仲村未央県議は「辺野古に基地を造らせないことは(土砂搬出元の)皆さんの地域環境を守ることでもある。共に連携しよう」と呼び掛けた。