2017年(平成29年) 11月18日

 【東京】名護市辺野古の新基地建設区域の辺野古側海域で、環境省が定める「海洋生物レッドリスト」で絶滅危惧Ⅱ類に分類される「オキナワハマサンゴ」など14群体が見つかり、うち1群体が現在も生存していることが27日、沖縄防衛局の調査で分かった。13群体は死滅、消滅した。防衛局は近く、生存しているサンゴを移植するため、沖縄県に特別採捕許可を申請する。同日、防衛省で開かれた第9回環境監視等委員会で報告した。

7月に辺野古側海域で発見されたオキナワハマサンゴ。現在も生きているが、部分的に白化が進んでいる=名護市、9月18日撮影(沖縄防衛局提供)

 防衛局は28日に県へ説明する。新基地建設海域で同レッドリストのサンゴが見つかったのは初めて。長径6・5センチで移植基準に満たないが、貴重種のため移植が必要と判断した。移植時期は10~11月が望ましいとしている。

 同海域では現在、「K1」「N5」護岸の着工に向け、陸上部の工事を進めている。採補許可が護岸工事着手に間に合わなくても、サンゴが護岸の直下になく生息環境を守ることは可能として当面の間、工事を進めることはできるという。

 同レッドリストは、今年3月17日に環境省が公表しサンゴ類は15種が盛り込まれた。

 防衛局は6月26日~9月18日にK1、N5護岸予定地の間で調査を実施。7月5日から同22日にかけてオキナワハマサンゴ2群体、ヒメサンゴ12群体が見つかったがほとんどが白化していたことから、8月18日以降再確認したところ、13群体が9月1日までに死滅または消失していた。

 防衛局は、海域での工事はしていないとして影響を否定。死滅した原因を夏場の高水温が影響していると推測した。

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