【座間味】1日午前11時半ごろ、座間味島から北1キロの沖合で、ザトウクジラの親子が泳いでいる姿が確認された。例年この海域で見られるのは5月上旬ごろまで。関係者は季節外れの発見に「何でこの時期なのか」と驚いている。

尾びれを見せて泳ぐザトウクジラの親(右側)とその子どもの背びれ(同左)=1日、座間味島北1キロ沖合(宮城清さん提供)

 ザトウクジラは通常12月末ごろ慶良間諸島で繁殖や子育てを行い、温かくなる4月末に北上する。この日の水温は27度と高め。発見した島内ダイビングショップオーナーの宮城清さん(55)は「フィリピン海域で出産し、遅れて北上したのではないか」と推測する。

 親クジラの大きさは約13メートル。子どもは約6メートル。地元で約30年間クジラを見続けている宮城さんは「6月に見つけるのは初めて。元気に泳ぐ親子のクジラを見ることができてうれしい」と話した。(田中英理子通信員)