那覇署は2日、酒を飲んで車を運転したとして、米空軍嘉手納基地第18憲兵中隊所属の兵長(22)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、呼気から基準値の4倍以上のアルコールを検知したが、「私は運転してない」と容疑を否認しているという。追突事故で女性にけがを負わせた疑いもあり、同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの疑いも含め調べる。

 那覇市内では先月30、31の両日で米兵5人が飲酒運転絡みで逮捕されており、沖縄県や県警は2日までに口頭で米軍に指導徹底など再発防止を申し入れた。在日米軍が見直した勤務外行動指針「リバティー制度」の緩和の取りやめや綱紀粛正を求める声が再び高まりそうだ。

 逮捕容疑は、2日午前6時35分ごろ、那覇市若狭の臨港道路で酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。

 同署によると容疑者の車は同市辻方面から安謝方面へ進行中、信号待ちをしていた軽自動車に追突。目撃者が通報し発覚した。軽自動車の女性は顔と右足を打撲する軽傷を負った。

 現場近くで事故を目の当たりにした男性(67)は「カーレースのような長いブレーキ音の後で、ドドンとぶつかる音がした。ブレーキ後も十数メートルは流れていたし、スピードはかなり出ていたはず。相当な衝撃だった」と顔をこわばらせた。

■法律犯すことは容認できない

 米海兵隊は2日、沖縄タイムスの取材に「事件を深刻に受け止めている。日本国の法律を犯すことは容認できず、法を犯した海兵隊員は責任を取ることになる」とコメントした。