【ワシントン2日=福元大輔】翁長雄志知事は2日(日本時間3日)、米ワシントンのジョージ・ワシントン大学ゲルマン・ライブラリーで、沖縄関連の図書をそろえた「沖縄コレクション」の開所式に参加した。昨年度予算で、県が約400冊を寄贈し、200万円の補助金を支給。本年度予算でも約800万円の補助金を計上し、同大が購入する図書を選別している。

沖縄コレクションの開所を喜ぶ翁長雄志知事(右から2人目)とマイク・モチヅキ教授(右端)ら=2日、米ワシントンのジョージ・ワシントン大学

 同大学内にある7階建ての図書館で、東アジア専門書を扱うコーナーに新設した。県史のほか、三線や琉球舞踊、空手などの伝統文化、安全保障などの関連本を管理している。

 沖縄問題に関する研究を続ける「沖縄・クエスチョン」の高良倉吉前副知事が昨年9月、同大のマイク・モチヅキ氏に持ちかけ、設置が実現した。

 式には同大のスティーブ・ラーマン学長、ジェニーバ・ヘンリー図書館担当副学長のほか、図書館関係者と、城間幹子那覇市長、稲嶺進名護市長ら知事に同行する訪米団、近郊に住む県系人が参加した。

 ラーマン学長は「素晴らしい図書がそろった。沖縄と米国のつながりが強固になるための役に立てばうれしい」と開所を喜んだ。

 元ワシントンDC沖縄会会長の真栄城美枝子さん(78)は「米国人が沖縄に関心を持つ機会になる。私もたくさんの本を持っているので寄贈したい」と話した。