-国務省が会談後に声明を出し、日米両政府が辺野古移設に強くコミットすると述べた。

翁長雄志・沖縄県知事

 「固い形で声明が出たようだ。まだ見ていない。(自分の話を聞いた)2人は雰囲気から言うと沖縄問題に理解が深まったという感じを受けた。大変問題が深まり、上層部に伝えますということが最後の向こうの言葉だった」

 -訪米の感想を。

 「かたくななワシントンDCの状況を聞いてきた。厳しい内容も、私からすると想定内だ。一人一人と私との議論が浮かび上がる。議論そのものは大変沖縄の言い分を理解した」

 「ジョン・マケインさん、ジャック・リードさんと話ができたのも大変画期的なことだ。マケインさんはこれから節目節目で話したいということもあった。名前は出せないが、議会で沖縄に行って調査したいという人もいた」

 -阻止行動にどうつなげるか。

 「物事が前へ進んで、それが挫折することは日米安保体制に大きなリスクを伴う。マケインさんから節目節目に話し合いを続けていきましょうという言葉があった。ガチンコではあるが、話し合いの中で提案があるかもしれない。今の時点では私たちは目に見えた形での工事の進展をさせないというのが大きな眼目で私なりに考えたい」

 -10日間の訪米で心境に変化はあったか。

 「多くの方々と会談し、理解という意味ではいただいた。ワシントンDCにきて、手を挙げてタクシーに乗った時に沖縄の知事と言ったら、よく知っていた。ニュースで見た。基地の問題でしょ。尖閣も問題なのといった質問があった。一般の人々にも反応が出ている。一部マスコミで報道があったことを含めると影響力の大きさがすごい」

■知事会談相手 

 翁長雄志知事が訪米中に会談した、主な相手は次の通り。

メイジー・ヒロノ上院議員、トゥルシー・ガバッド下院議員、ブライアン・シャーツ上院議員、デービッド・イゲ州知事(以上、ハワイ)、上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長、ジャック・リード筆頭理事、上院歳出委員会のタッド・コクラン委員長、下院歳出委員会軍事施設建設小委員会のスタンフォード・ビショップ副委員長、同軍事施設建設・退役軍人・関連組織小委員会のチャールズ・デッド委員長、国務省のジョセフ・ヤング日本部長、国防総省のキャラ・アバクロンビー副次官補代行、米外交問題評議会(CFR)シーラ・スミス上級研究員、戦略国際問題研究所(CSIS)マイケル・グリーン上級副所長、新アメリカ安全保障センター(CNAS)パトリック・クローニン上級顧問(以上、ワシントン)