平面、立体、映像などで自由な芸術活動を目指す新象作家協会(千葉県)の第58回新象展で、安田淳夫さん(67)=浦添市=の立体作品「蘇生」が最高賞の展賞を受賞した。初出品の安田さんは「まさか、という思い」と驚いている。同展は東京都美術館で9日まで。

最高賞を受賞した安田淳夫さんの「蘇生」

安田淳夫さん

最高賞を受賞した安田淳夫さんの「蘇生」 安田淳夫さん

 カメラマンの安田さんは20年以上前から陶芸にのめり込んだ。「蘇生」は、クチャに釉薬(ゆうやく)を掛けてガス窯で焼いた高さ約50センチの陶彫作品。成形した作品を溶ける手前の1100度で焼き、内部から土が噴き出てくるところで窯から出した。

 準会員・一般の応募71点から選ばれた。審査にも参加した沖縄新象作家協会の川平恵造会長は「平面作品が多い中で独自の作風が珍しく、目に留まった」と評した。

 県内から北山千雅子さん(65)=読谷村=が2番目の奨励賞を受賞。入賞作品などから選抜されるスポンサー賞16人も県内作家が4賞を受けた。安田さんが損保ジャパン日本興亜美術財団奨励賞と松田油絵具賞。北山さんがクサカベ賞、池原菊江さんがターレンス賞を受賞した。