【東京】林芳正農相は5日の閣議後会見で、辺野古新基地建設の作業停止指示を不服とした沖縄防衛局の審査請求で、防衛局の主張に「新たな論点がみられた」とし県に再弁明書の提出を求める方針を明らかにした。

 再弁明書の要求は5日付で郵送し、提出期限は到着後30日以内となる。

 水産庁によると、新たな論点は、5月28日に防衛局が農相へ提出した書面で主に(1)岩礁破砕許可の対象区域外の行為で区域内の行為を停止させる指示は法的根拠を欠く(2)重しのコンクリートブロックの設置は県内の他工事でも事例がある-の2点。

 一方、結論(裁決)を出す時期について林農相は「案件がどれだけ複雑かによって異なる」と説明。「全省庁の審査請求では裁決までに1年を超えるものも7%あった」と述べ、時期は明示しなかった。

 水産庁によると、県の再弁明書に新たな事実や論点があれば防衛局へ再反論書を求める可能性もある。林農相は「大事なことは議論を尽くしていただくこと。法令に基づき適切にやっていかなければならない」と述べた。