久米島町内の6社が、沖縄県内離島15市町村の特産品販売や、新商品開発を手掛ける新会社「離島マルシェ」を設立し、県内外での販路開拓に乗り出す。各商工会などと連携し、約2千種類の商品を取り扱う。市場に出回らない地域限定商品なども発掘し、ユニークな品ぞろえで差別化。小規模で経営基盤が弱い離島事業者の課題に対応するため、市場調査を踏まえた高付加価値な商品づくりを促し、売り上げと利益拡大をサポートする。(浦崎直己)

19日にオープンする離島マルシェの店内イメージ図

 同社は、今月19日に那覇市牧志のグランドオリオン跡地に開業する「離島マルシェ」に入居。店頭やネット通販で農水産物や観光品などの特産品を販売。沖縄ツーリストとの連携で各離島の情報発信に取り組み、観光振興にもつなげる。初年度は目標は約4万人の来店、約6千万円の売り上げを目指す。

 国際通りに近接し、多くの観光客が訪れる地の利を生かし、市場調査を実施。売れ筋商品や課題などを見極め、独自商品の開発や改善に生かす。「離島商品の総合窓口」と位置付け、販路を多様化。インターネット販売のほか、将来的には県内外で卸販売も検討し、物流コストの低減につなげる。

 新会社は久米島商工会の呼び掛けで、化粧品製造・販売のポイントピュール、久米島の久米仙、久米島物産公社、久米島海洋深層水開発、久米商船、久米総合開発の6社が4月20日に設立。各社が100万円ずつ出資し、ポイントピュールの大道敦社長が代表に就いた。

 久米島町をはじめ、石垣市、宮古島市、与那国町、竹富町、渡嘉敷村、座間味村、渡名喜村、粟国村、北大東村、南大東村、伊平屋村、伊是名村、伊江村、多良間村の15市町村の商品を扱う。

 久米島商工会の盛吉敏夫事務局長は「離島に特化し、各商工会と連携していく。多くの特産品や情報を集め、価値を高めたい」と強調。大道社長は「埋もれている魅力ある特産品がたくさんある。売れるように磨き上げ、県外販売につなげたい」と意気込んだ。