【宜野湾】米軍普天間飛行場で行われた基地開放イベント「普天間フライトラインフェア」で7日、実物の銃器が展示された。弾はなかったが日本人の来場者が自由に触ったり、操作したりできる状態だった。同様の銃器展示が行われた神奈川では基地司令官らが銃刀法違反容疑で告発される事態も起きており、基地内展示の在り方があらためて問われそうだ。

基地開放イベント「普天間フライトラインフェア」で展示された実物の銃器=7日、米軍普天間飛行場

 同フェアでは米海兵隊や空軍の航空機、車両などが展示され、出店やステージイベントなども行われた。銃器展示はこの一角で、軽機関銃や狙撃銃計5丁が数人の海兵隊員の立ち会うそばに並べられた。訪れた日本人は小さな子どもも含め、特に断らなくても自由に銃器を扱うことができた。誤った構えの来場者には、兵士がそばに来て丁寧に指導。また、重い銃器を持とうとして指を挟み泣きそうになる子どもの姿もみられた。展示は6日のフェア初日も行われたという。

 神奈川県の米海軍横須賀基地では2013年8月、同様の銃器展示を実施。これに対し同県平和委員会など12の市民団体は、銃器所持の許可を持たない来場者に銃器を貸し出した銃刀法違反容疑で当時の基地司令官らを告発した。横浜地検はことし1月、不起訴処分としたが、現在検察審査会で不服審査中だ。

 告発後、横須賀基地のイベントでは来場者が触れる場所に銃器は置かれていないという。市民団体の関係者は「基地内は治外法権でない以上、米軍は日本の法律を守る意思を組織的に示すべきだ」と基地ごとにばらばらな対応を批判した。(前田高敬)