2015年の沖縄県内の刑法犯認知件数が5月末時点で3901件(前年同期3710件)となり、12年連続減少となり復帰後最少だった昨年を上回るペースで推移している。県警は、自転車やオートバイ盗の増加が件数全体を押し上げていると危機感を強め、モノレール駅周辺や集合住宅の駐輪場を中心にパトロール強化へ乗り出している。

自転車・オートバイ盗認知件数と刑法犯に占める割合

 6月9日は語呂合わせで「ロックの日」。県内各地でバイク、自転車への「ツー(二重)ロック」を呼び掛ける広報啓発イベントが催された。

 那覇市内では、那覇署員がモノレール駅付近の駐輪場をチェック。備え付けの鍵(馬蹄(ばてい)錠)のほか、配管パイプなどの固定物にワイヤロックがかけられている自転車が多くみられる一方、馬蹄錠だけのものもあった。署員の1人は、素手で簡単に馬蹄錠を外せる手口を示した上で、「ロックを外すのに時間がかかればそれだけで盗難防止になる」と厳重な施錠の必要性を強調した。

 県警生活安全企画課によると、県内の自転車の盗難被害は595件、オートバイが398件(5月末時点)。この二つで刑法犯全体の4分の1を占める。安全なまちづくり推進室の垣花聡室長は「施錠を見直せば被害を防げ、結果的に刑法犯全体の増加の歯止めになる」と指摘した。