本島中部を中心に少なくとも沖縄県内6市町村のコンビニエンスストアなどで偽の千円札が使われていたことが、10日までに分かった。5月末ごろから相次いで発覚。正規の紙幣と厚みや色などが異なり、透かしが無いのが特徴だという。県警は通貨偽造事件として捜査を進めるとともに、注意喚起している。

 被害関係者らによると、偽千円札が確認されたのは5月下旬ごろから6月初旬に掛けて。嘉手納町や読谷村、沖縄市など本島中部のコンビニで主に見つかり、那覇、名護の両市内でも確認された。大手量販店でも使用が確認されるなど被害が広がっている。

 売上金を数えた従業員が気付いたり、銀行に預ける際に機械が1枚だけ弾いたことなどで発覚。そのほとんどが1枚ずつ使われた可能性があるという。少なくとも数十枚は出回っているとみられ、県警に6月初旬まで相談が相次いだ。

 県内コンビニ各社は10日までに、全店舗へメールや電話、担当者を直接派遣するなどして経緯を説明し、注意喚起。被害店舗の男性店長は「よくできていて、従業員も気付かなかった。違いを言うなら透かしがないのと、若干小さいというぐらい。知らず知らずのうちに人から人へ回っている可能性もある」と話した。