米空軍第18航空団は10日、米バーモント州の空軍州兵部隊所属のF16戦闘機10機と兵員150人を6月中旬から嘉手納基地に暫定配備すると発表した。予備部隊である州兵の航空機や兵員の嘉手納配備は1月のウィスコンシン州の部隊に次いで2度目。3~4カ月間、駐留している。

嘉手納基地に暫定配備されるF16。写真はウィスコンシン州空軍所属の同型機=1月15日

 災害救助、海賊対策などの訓練を実施する。周辺自治体などは外来機の飛来が新たな負担増につながると反発している。

 州兵は予備部隊、国家警備隊とも呼ばれ、米国内の災害救援、暴動鎮圧などの治安維持が主な任務で海外の基地に派遣されるのは異例。軍事費削減やアジア重視を掲げるオバマ大統領の方針などで、州兵を海外の安全保障計画に組み込む可能性がある。昨年1月には米バージニア州ラングレー基地所属のステルス戦闘機F22ラプター12機が暫定配備され、外来機の飛来、訓練が恒例化しつつある。

 同団によると、2004年からアジア太平洋地域で展開する抑止力を維持するための訓練の一環。太平洋軍などを支援する目的で、嘉手納基地に戦闘機を定期的に派遣するという。