米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ2機が石垣市の新石垣空港に緊急着陸した問題で、中山義隆市長は5日、謝罪のために市役所を訪れた沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長に抗議し、米軍と防衛局に原因究明の徹底や具体的な再発防止策の策定と公表などを求める要請書を手渡した。市議会は今月中旬にも臨時会を開き、抗議決議案と意見書案を審議する。

オスプレイの緊急着陸を受け、中山義隆市長(右)に謝罪する沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長=5日、石垣市役所

 中嶋局長は米軍側からの経過説明などを報告し「安全について徹底してほしいというのは同じ思い。そこは米軍としっかりやっていきたい。不安を与えてしまったことは大変申し訳なかった」などと謝罪した。

 中山市長は「一歩間違えば近隣に被害を及ぼしかねない重大事案であり、市民に大きな衝撃と不安が広がっている。配備から5年が経過したが、安全性への懸念は完全に払拭(ふっしょく)されたと言えない」と指摘。「しっかりと米軍に伝えて、今後こういうことがないよう対応してほしい」と述べた。

 2機は9月29日、フィリピンへの演習に向かう途中、1機の警告灯が点灯したため、新石垣空港に緊急着陸した。異常のなかった1機は10月2日夕に離陸。残る1機は4日夜に整備を終え、普天間に戻った。