【那覇】地域がん診療連携拠点病院である那覇市立病院の新里勉事務局長らが9日、牧志駅前ほしぞら図書館を訪れ、がん関連の本119冊を寄贈した。広く市民にがんの情報を提供しようと、寄付はことし3年目。本は「医療・健康情報」コーナーに並べられ、計279冊となった。

がん関連本119冊を前に、本を寄贈した市立病院と図書館の職員ら=9日午前、那覇市・牧志駅前ほしぞら図書館

 市立病院は本を選定する際に年度ごとにテーマを設けており、2013年度は「基本的な知識と標準治療」、14年度は「緩和ケア・ホスピス」だった。

 ことしは、がんに関する社会的制度や食事・栄養などをテーマに「『がん』になってからの食事と運動」(米国対がん協会)や「がんと一緒に働こう!」(CSRプロジェクト)など119冊を選んだ。

 市立中央図書館の石原昇館長は贈呈式で感謝した上で「がん患者が家族にいて情報を得たいが本を借りて帰ることがはばかられ、図書館で読む人もいる。需要は多いにあると思う」と述べ、コーナーの活用を呼び掛けた。

 市立図書館では、市内の病院に入院している人は、市民以外でも利用できる。通常は代理人による貸し出しは認められていないが、一定の基準を満たして手続きをすれば利用できる。