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  • 沖縄を訪れた外国人客のレンタカー利用が年8万5000件に
  • 標識や運転慣習の違いから事故率は3.4%で高い
  • 利用者は台湾・韓国・香港の3地域で9割を占める

 2014年度に沖縄を訪れた外国人観光客のレンタカー利用が約8万5千件にのぼり、うち軽微な物損事故を中心にした事故が約2900件、全体に占める事故の割合(事故率)が約3・4%だったことが県レンタカー協会(白石武博会長)の調べで分かった。

外国人のレンタカー利用状況

 協会では外国人観光客の増加や個人旅行化を背景にレンタカー利用が増え、標識や運転慣習の違いから、国内観光客と比べて外国人の事故率が高いと分析。すでに専門の対策委員会を設置しており、事故防止に一層取り組む方針だ。

 協会加盟29社のうち外国人の利用があった14社の統計で、14年度の利用は8万5323件。13年度の3万6921件と比べると約2・3倍に急増している。

 台湾からの観光客利用が2万8096件で最多となっており、韓国2万7764件、香港2万3436件と続き3地域・国で全体の9割を超える。

 一方、14年度に初めて集計した外国人の事故件数は2901件。最多は単独事故の1938件で全体の7割近くを占めた。車両間の事故では進路変更時の375件が最も多く、人身事故も3件あった。

 協会によると、外国人観光客の個人旅行化が進み、レンタカーの利用が増えたことが背景にあるという。大手レンタカー会社では国内利用者の事故率が約1%で、外国人の事故率が高いと見ている。白石会長は「一時停止や徐行といった標識が読めず追突につながった可能性がある。ハンドルの左右の違いで感覚が分からず車を傷つけるケースもある」と分析する。

 協会は14年度からレンタカーを貸す際に渡す地図を英語だけでなく、台湾の繁体字、韓国のハングル文字で表記し事故多発地域も掲載した。15年度は専門の対策委員会設置を機に、主な道路標識約25種類の意味を明記する。外国人専用の「若葉マーク」の普及も努める考えだ。