外食や機内食事業を手掛けるロイヤルホールディングス(福岡市、菊地唯夫社長)の子会社・福岡インフライトケイタリング(福岡市、坂田巖社長)の沖縄県機内食工場が国際物流拠点産業集積地域那覇地区内に完成した。7月1日から稼働し、当面、1日700食を調理。那覇空港第2滑走路が完成する2020年以降は年間10億円の売り上げを目指す。

ホテルや企業向けに販売するハラール対応の弁当

 集積地域1、2号棟内に事務所や工場を整備。延べ床面積は1520平方メートルで工場面積は約624平方メートル。総事業費は約3億円。1日最大2500食を調理可能。開業時の社員は地元採用も含め19人、パート42人。

 当面はANA(全日空)の国内線プレミアムクラス用の機内食や、ANAカーゴの乗員食など700食を調理。今後、那覇空港を利用する全航空会社に営業を展開する。

 海ぶどうやゴーヤー、島豆腐など県特産品を使ったメニューも提案するほか、工場内にはイスラム教徒の戒律を守る「ハラール」の認証を受けた専用キッチンも整備。ホテルや企業を対象にハラール弁当を販売する。

 菊地社長は「創業時の事業として機内食工場の開設は感慨深い。沖縄の将来に懸ける思いを感じてほしい」と語った。

 坂田社長は「那覇空港に隣接する機内食工場の完成は、空港の成長戦略に向けたインフラの確立と自負している。航空会社からの需要は絶対多い」と強調した。