20日に那覇市で開かれる県医師会県民公開講座「ゆらぐ健康長寿おきなわ-今、こどもの未来が危ない」(主催・県医師会、沖縄タイムス社)に向け、本紙がホームページで就学前~中学生の親を対象に実施した「子どもの健康アンケート」で、月1回以上、子連れで午後8時以降に外食や買い物に出掛ける親が31%に上ることが分かった。識者は「沖縄の夜型社会を反映しているといえる」と指摘する。

子どもの健康アンケート

 アンケートは就寝時間、夜間外出、朝食・野菜摂取、登校方法などの生活習慣を聞く質問と自由記述の全7問。5月24日から今月16日までに228人から回答があった。

 毎日午後9時までに寝る子は32%にとどまった。自由記述に、時間管理に関する意見は多く、「親は共働き、子どもは習い事や宿題で9時就寝は難しい」「(帰宅後)風呂、夕食、宿題で一杯一杯。ほかの方はどう乗り越えているの?」など、多忙な日程をやりくりするのに四苦八苦する家庭の姿が浮かび上がった。

 毎日、朝食を食べる子は98%、野菜を食べる子は90%と高く、夕食を家族一緒に食べる子は68%だった。 自由記述で最も多かったのが食に関してで「野菜をなかなか食べてくれない」「お菓子の過剰摂取が気になる」などの声があった。

 徒歩登校している子は54%。外で遊ぶ機会が減り、スマートフォンやゲームに熱中して、睡眠時間が減ったり、姿勢や視力が悪くなっていると懸念する声も多かった。

 子どもの健康に詳しい小児科医の泉川良範さんは、夜型社会の影響を指摘した上で、「子連れで出掛けざるをえない人もいる。こうあるべきだという、お題目を唱えるだけではだめで、実行できない人にノウハウを伝えたり、支援する場やシステムをつくることが必要だ」と語った。