2017年(平成29年) 12月16日

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米軍ヘリは飛行中に火災 沖縄・東村の民間地で大破、炎上【動画】

9秒でまるわかり!

  • 在沖米軍のCH53E大型輸送ヘリで火災が発生。民間地に緊急着陸後炎上
  • けが人はいないが、最も近い住宅で約300メートルしか離れていない
  • 県は米軍に抗議、原因究明と公表まで飛行再開しないよう求める方針
 

 11日午後5時35分ごろ、「東村高江の集落で米軍機が墜落、炎上中」と、沖縄県消防指令センターに119番通報があった。在沖海兵隊によると、同日午後5時20分ごろ、普天間飛行場第1海兵航空団のCH53E大型輸送ヘリの訓練飛行中に、機内で火災が発生し、北部訓練場外の民間地に緊急着陸したという。機体は炎と黒煙を上げほぼ全焼、大破した。

牧草地で大破し、炎上する米軍ヘリ=11日午後5時40分ごろ、東村高江(西銘晃さん提供)

事故現場の地図

事故を起こしたCH53ヘリと同型機

牧草地で大破し、炎上する米軍ヘリ=11日午後5時40分ごろ、東村高江(西銘晃さん提供)
事故現場の地図 事故を起こしたCH53ヘリと同型機

 国頭消防と東分遣所から消防車7台、米軍のヘリや消防車が出動し、午後8時17分に鎮圧したという。ヘリの乗員7人を含め、けが人はいない。翁長雄志知事をはじめ、北部地区の市町村長、住民は抗議の声を上げている。

 炎上を確認し、約60メートルの距離から目撃した男性によると、乗員7人は荷物を持って事故機から逃げ出し、別のヘリ1機に乗り移り、その場を去ったという。

 現場は県道70号に近い、東村高江の住民所有の牧草地。最も近い住宅で約300メートルしか離れていない。

 現場周辺を米軍が一時的に規制した後、半径300メートルで米側が内周線、県警が一般住民と関わる外周線を規制した。

 ヘリの回転翼の安全装置に、放射性物質のストロンチウム90が使われている可能性があり、県環境部の職員は放射線量を測定しようとしたが、規制線の内側に立ち入れなかった。

 周辺の米軍北部訓練場には15カ所のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)があり、海兵隊が日常的に訓練を実施している。

 翁長知事は12日午後、現場の状況を視察する。富川盛武副知事は米軍、沖縄防衛局、外務省沖縄事務所の代表を県庁に呼び、事故に抗議するとともに、原因を究明し、公表するまで飛行を再開しないよう求める方向で調整に入った。富川副知事は東京で関係省庁に抗議することも検討している。

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