琉球海運(山城博美社長)が18日公表した2015年3月期決算は、売上高が前期比6・2%増の185億99万円となり、過去最高を更新した。新造RORO船「ちゅらしま」就航の増便効果、台湾航路の復活や商船三井との業務提携による国際物流網の構築で貨物輸送量が増加、初の300万トンを突破した。一方、経常利益はちゅらしまの特別減価償却を計上し、前期比37・3%減の12億765万円、当期純利益は37・5%減の7億3792万円だった。

琉球海運の業績の推移

 貨物輸送量は、観光や個人消費の拡大など県経済の堅調さを背景に順調な伸びをみせた。不定期航路が前期比13・4%減の23万2055トンとなったものの、定期航路は5・6%増の276万9806トン。全体では3・8%増の300万1861トンだった。貨物運賃は定期・不定期とも上昇し、全体で4・9%増の181億2415万円となった。

 一方、経費では増配・増便による燃料費や貨物費の増加で海運業費用が前期比12・1%増の163億4230万円。

 そのうち燃料費は2・8%増の46億5147万円。新造船ちゅらしまの特別減価償却(6億8100万円)を計上したため、売上原価は12・2%増加した。

 16年3月期は大型公共工事、民間部門も堅調に推移するとみて、売上高は190億円、経常利益は20億円の増収増益の見通しを立てた。