【東京】新基地建設で揺れる名護市辺野古の自然を撮影した写真集「沖縄『辺野古の海』は、いま」(七つ森書館)が出版された。出版記念の写真展が17日、東京・文京区の「不忍通りふれあい館」で始まった。23日まで。

写真集「沖縄『辺野古の海』は、いま」の出版記念写真展で、来場者に説明する企画者の新藤健一さん(右)=17日、東京・文京区の不忍通りふれあい館

 写真集は沖縄タイムスや琉球新報の地元紙、フリーのカメラマン25人が撮影。豊かな辺野古の海、サンゴ、島の動植物を中心に、先月の県民大会や現地での抗議行動、キャンプ・シュワブ内の軍事施設など、約140点を収録している。

 海外向けに英語の写真説明を付けたほか、豊かな海を埋め立てて造られる新基地の問題を知ってもらうため芥川賞作家の目取真俊さんも寄稿している。

 写真展にはそのうち80点の作品を展示。色鮮やかで貴重な自然、米軍施設や訓練、抗議する市民と海上保安官が激しく対立する様子を写した。来場者らは、プロの作品一枚一枚に見入っていた。 

 企画した元共同通信カメラマンの新藤健一さんは「基地問題で沖縄と本土の溝がこれ以上深まらないよう、できることは何かと考えた。新基地が造られようとしている現状を見て関心を持ってもらいたい」と話した。