デパートリウボウは13日、沖縄のこだわりの工芸品や国内外の高級雑貨などを提供するセレクトショップ「樂(らく)園百貨店」を2階特設スペースにオープンした。店内に沖縄の美しい風景写真を飾るなど、南国気分を演出。「リゾートデパート」として打ち出し、地元客だけでなく観光客も呼び込みたい考えだ。来年2月末までの試験的に営業し、春以降は売り場面積を拡大する。新ブランドとして国内外にも展開する予定だ。

沖縄の工芸品や国内外の雑貨などを提供する新ブランド「樂園百貨店」のコーナー=13日、那覇市のデパートリウボウ

 百貨店に来ると華やいだ気分になる「デパートハイ」に加え、沖縄旅行で非日常を味わう「トラベルハイ」や「リゾートハイ」などと、気分の高まりをコンセプトにした。沖縄の海などを写した写真を展示して、小道を歩きながらアートを楽しむ雰囲気を演出する。

 県内人気作家の工芸品やアクセサリーなどで沖縄らしさを打ち出しつつ、同社バイヤーが国内外から集めた希少な逸品を販売する。取り扱う品は36社の167品で今後、増やしていく方針だ。リウボウならではの独自商品をそろえ県外、国外の観光客も取り込む。

 リウボウインダストリーの糸数剛一社長は「従来のリウボウは全国どこにでもある、流行を追うタイプの百貨店だった」と振り返り、「樂園百貨店を皮切りに、今後は沖縄にしかない百貨店として独自性を追求する」と強調した。

 増加する観光客については「店舗の外観を含め、リゾート感を打ち出す。幅広い客層を獲得したい」とし、インバウンド対応も強化する考えを示した。