沖縄県農林水産部は8月から突起の折れやつぶれが少ないゴーヤーの新品種「てぃだみどり」の苗を生産農家に有料で配布する。果実の突起がとがりにくい品種で、収穫時や輸送時の傷みが生じにくく、品質向上が期待されるという。苗はJAおきなわが有料で提供する。

8月から苗の提供が始まるゴーヤーの新品種「てぃだみどり」

 県内で栽培されているゴーヤーのうち、冬春期(12~5月ごろ)出荷用の品種は「汐風(しおかぜ)」のみ。汐風は低温期に突起が鋭くなるため、収穫時や梱包(こんぽう)作業時に突起がつぶれやすくなっていた。

 県農業研究センターが2001年から品種開発に着手。14年に「てぃだみどり」と名付けた。

 てぃだみどりは汐風と比べて、低温期でも突起がとがりにくく、丸みを帯びて育つ。色の濃さも特徴的で、同センターの試験結果によると10アール当たりの収量も汐風と同程度の約6トン。

 苗の配布は県内農家が対象で、価格は1本約135~205円ほどになる予定。JAおきなわが販売するが、組合員以外の農家も購入できる。