【堀江剛史通信員】スポーツ振興を目的に優秀選手や功労者を表彰する第59回パウリスタスポーツ賞(主催・ニッケイ新聞社)の空手部門で与那嶺ユミさん(44)=2世=が受賞した。

受賞したユミさん(左から4人目)と与那嶺さん一家

 与那嶺家は空手一家として知られており、空手範士10段で西原町出身の父育孝さんが2012年、弟の公彦さん(39)が翌13年に受賞、家族から3人目の誉れとなった。

 ユミさんは、16歳からブラジル代表に選ばれ、昨年の南米大会団体型で優勝するなど輝かしい実績を持つ。指導者としての功績も評価され受賞に至った。剛柔流7段保持者。「名誉な賞を受賞できて感激。家族をつなぐ空手という絆に感謝したい」と父を前に笑顔を見せた。

 「空手人生の中で忘れられないのは、1992年のスペイン・グラナダで開催された世界選手権。姉妹3人が一組になって団体戦の型の部に出場し、惜しくも4位で終わったこと」と話すように、負けず嫌いが以降の研さんに拍車をかけたようだ。

 育孝さんは「『やめたければやめろ』と言いながらも厳しくやってきた。皆立派に育ってくれ、自慢の子どもたちです」と表情を緩ませた。

 授賞式では、育孝さん、公彦さんと共に、母エレーナさん、長女ハツミさん、四女ユウカさんら家族総出で祝福した。