渡嘉敷村の阿波連ビーチ沖にある無人島・ハナリ島には、戦時中のものといわれる砲弾約20発の残骸が、戦後70年たった今でも残っている。戦後、ダイナマイト漁に使うため、集められた砲弾から火薬を抜き取ったものだという。

島の中央部には、砲弾の残骸が今も残る=19日、渡嘉敷村のハナリ島(伊藤桃子撮影)

 島には拝所もあり、阿波連の住民にとっては聖地。海水浴を楽しむ観光客でにぎわうが、砂浜や潮が引いた海底には、さび付いた戦争の遺物が横たわったままだ。

 地元の男性は「毎年、旧暦3月3日の浜下りには島に行く。砲弾は戦争の悲惨さを伝えているようだ」と話した。