中国上海から韓国釜山へ向かう予定の大型クルーズ船マリナー・オブ・ザ・シーズが22日、韓国内で感染が広がる中東呼吸器症候群(MERS)の影響を回避するために急きょ那覇港に寄港した。同日、那覇市若狭のクルーズ専用バースには別の大型クルーズ船ボイジャー・オブ・ザ・シーズも入港。13万トン級、全長300メートル超の大型船が2隻同時に入港したのは初めて。

那覇港に同時寄港する大型客船(那覇港管理組合提供)

 マリナー、ボイジャーとも米国のロイヤル・カリビアン・インターナショナル社の船で、マリナーは約3500人の乗客を乗せて釜山に向かう予定だったが、19日に那覇港管理組合に連絡が入り、急きょ寄港が決まった。那覇市の安謝新港9、10号岸壁に22日午前7時入港、同日午後11時に出港した。

 約3千人が乗船したボイジャーも台湾の基隆(キールン)を出港し、当初予定通り22日午前6時に那覇港へ入港、同日午後5時に出港。マリナーと約10時間、那覇港内に接岸していた。

 那覇港管理組合の担当者は「MERSの影響で那覇港に寄港する船は初めて。今後も同様のケースが発生する可能性もある」と語った。